Aug. 1, 08 作成

Parallels Desktop 3.0 for Mac build 5584 (2008.1.24)

  Leopardにしたときか,いやハードディスクを交換して,バックアップした時か,いやもっと後だろう。久しぶりにWindowsでカシミールを使ったら,画面が振動,鼓動,サブメニューがだんだらに選択したように化ける,Windowsの終了がまともにできないなどの症状。カシミールをアップグレードしたが問題は解決しない。
 思い立って,Parallelsのサイトをみたら,この症状に近いトラブルがあるとのこと。その解決は新規のアップグレード。インストール済のアプリケーションを削除して新規にインストールした方がいい,というアドバイス。これは堪らないと,Parallels Desktop 3.0 for Macのビルド5608をインストール。解決した。そのサイトは,http://www.runexy.co.jp/products/parallels3-mac/new.html
 ただ,注意しなければならないのは,WindowsとMacの間のファイルのやりとりで,BootCamp同様,共有フォルダーをMacのデスクトップに設定しなければならないことだ。

バックアップ BootCamp Parallels Desktop

Apr. 21, 08 作成 追加Aug. 25, 08,

 前述のように,MacBookProのハードディスク換装後,最大の問題は,BootCamp上のWindowsパーティションのバックアップをしたいということであった。結果をいうと,失敗した。そして,その教訓からBootCampを使う気がしなくなった。この代替物としてParallels Desktop for Macが浮上。これまで,周囲の灼2名がParallelsを使って いたが,メモリをMacとWindowsで共用することに疑問を感じていた。BootCampはバーチャルではなくWindowsを使用できるので,これが速度やソフトの相性の観点から適切と判断していた。そしてこの点では妥当である。
 しかし,Windowsボリュームのバックアップができないのである。いままでは,共有フォルダを用意して,BootCampで作成したファイルはすべて,共有フォルダに保存してきた。この点では,問題ないのであるが,今回のようにHDの換装をして,バックアップをする際に,BootCamp部分を放棄しなければならないのはつらい。これまでインストールしてきたアプリケーションやプラグインが全部無駄になる。
 そういう限定はこの時代には我慢できない。Parallels DesktopがおそらくBootCampの次にメジャーであろう。v.3になってやっと使えるようになってきた。安定もしてきたようである。そこで,これをEC カレントに注文。3日後に届いた。
 以下,順を追って,ことの顛末を紹介するが,カシミールのGPSデータのダウンロードがParallels のWindows XPで実現したので,BootCampとはおさらばすることにした。そしてParallelsなら,Macプログラムの中と考えてバックアップできそうなので,この種の制限を感じなくて済む。

1. コピーキャットX 4.2によるBootCamp with Windows volume のバックアップ

 おそらくこの種のソフトではもっとも優れたものであろう。フロントラインのそれである。ウェブなどではv.4.1となっているが,実際は4.2である。 BootCampがインストールされたデバイス(ハードディスク)のバックアップを考慮したソフトはこれ以外にない,と思う。アップルはこの点について,全く考慮外のようである。苦労してこのプログラムをみつけて,購入に踏み切った。そして旧内蔵ディスク全体を新内蔵ディスクにバックアップできて,無事,起動できて前と同様にMacBookProが使えたのであるが,大きな欠点があった。打開策をフロントラインのサポートにメールした。その日に返事があった。残念ながら,打開できなかった。というのは,旧ハードディスクが100GBで窮屈になったので,300GBを手に入れたのに,バックアップした結果は,ハードディスクの容量は300GBあるのに,100GBのようにしか使えないのである。次に一応,その経過を示す。
 旧ハードディスクは,Toshiba MK1032GSX (93.16GB)で,このBootCampディスクの内訳は,Macintosh HD 72.00GB,20CENTURY (Windows XP, 20.84 GB)。ターゲットは,新しく買ったWDC WD3200BEVT-00ZCT0(298.09GB)。ほぼ1時間で複製完了。300GBの内蔵ハードディスクがソースディスクと同じになってしまった。何のために大容量のHDを手に入れたのかわからない。Macのディスクユーティリティで見ると,HD容量は300GBあるのに,ボリュームの容量はソースと同じ。Macintosh HDのボリュームはMacOS 拡張(ジャーナリング),20CENTURYはMS-DOS (FAT32)になっている。パーティションマップ方式は,GUIDパーティションテーブル。
 このソフトは セクター単位で複写するので,どんなDVDなどもコピーできるであろう。もう一つDVDドライブが必要となるが。6000円弱と二日ほどが無駄になった。

2. Parallels Desktop 3.0 for Mac導入

 バックアップ過程を次に示す。4月18日
1. Carbon Copy Clonerで,コピーキャットで複製した内蔵Macintosh HD は,その後,新しいアプリケーションを入れたり,文書を作成したので,この内容を,外付け HDにバックアップした。1時間41分を要した。
2. 上記外付けHDから起動して,内蔵HDをディスクユーティリティでMacOS拡張(ジャーナリング)フォーマット。
3. ディスクユーティリティのFirst Aidで内蔵HDをチェック。
4.CCCを使って 外付け HDのMac HDを内蔵HDにバックアップ。1時間28分。
5. 内蔵HDで起動。 ディスクユーティリティのFirst Aidで内蔵HDをチェック。

 Parallels Desktopのインストール過程を次に示す。4月19日
1. ECカレントからパッケージが届く。ただこれはかなり古く,ラネクシー(社名変更)のサイトから ダウンロードをする必要があった。build 5584が最新である。101MBあった。ダウンロードが終了すると,New network interfaces have been detected. Ethernetアダプタ(en3, en4),network preferencesとあった。 network preferencesを開くと,Parallels...-Guest, ...NATとも問題なし。
2. パッケージ同梱のプロダクトキーを入力。I(アイ)を1(いち)と間違って, 何度かエラーが出た。プロダクトキーには数字は1桁しか続かない。

 Windows XPをインストール。
1. SP2のDVDを挿入。Windows 高速インストール(推奨)。仮想マシンのフォルダは,/users/moto/Documents/Parallels。パフォーマンス向上のための最適化対策として,仮想マシン(推奨)を選ぶ。30分ほどでインストール完了。あと,Parallels Toolsのインストールの画面になって,3分ほど。自分で再起動。
2. Parallelsの構築データの編集をする。Parallels Desktopのメーンメニューの編集/仮想マシンの選択/選択。左のペインで追加をして,仮想シリアルポート(出力ファイル)を作成。場所の指定だが,/Users/moto/Documents/Parallels/Microsoft Windows XP/serial1.txt。マニュアルp.200-201。まずはこれだけ作って,GPSのシリアルポート数を考える。のちにもう一つ作成。
 Parallelsの登録指示がくるので,登録を済ませる。

3. アプリケーションのインストール

 何からインストールするかであるが,ぼくがWindowsで最も使うのは,カシミールである。GPSつまりGarmin製Geko 301からダウンロードできるかが鍵になっている。試行錯誤の結果,成功。BootCampにWindowsをインストールして,Parallelsで使うのが最も適切ではないか,と悩んだが,無事,GPSとの通信が可能になり,BootCampの誘惑からやっと逃れることができた。
1. まずは,OCN光のWindows用CDから関連ファイルをインストール。その後,セキュリティファイルをダウンロードする。
2. カシミールをインストールする。木庭のこのサイトにその方法を示している。旧内蔵ディスクのProgram Files/Kashmir/からコピーをしようとしたがうまくいかず。インストールの完全なやりなおし。多数のPluginをカシミールのサイトから ダウンロードするのは徒労であった。「GPSで山登り」(2万5千地形図(かつてない広域! 函館〜福岡)等を収録したDVD-ROM付き)を購入する必要がある。自分で地図画像から入れることを考えると大変だ。信じられないぐらい安い。今,注文した。
 関西の5mメッシュを追加インストールする必要あり。地図画像としては鹿児島,沖縄の25000も追加インストールする必要がある。自作地図(地質図など)はビットマップにする必要がある。
 なお,カシミールでのGPSデータのダウンロードについては,カシミールの使用法のページに示す。
3. 途中ですApr. 22, '08 深夜 今後,問題があれば書きます。

4. アクセス権の検証

 Parallelsの化けがあったが,この処理で改善された。つまり,ApplicationsのディスクユーティリティのFirst Aidでアクセス権の検証を実施。20分ほど必要であった。"private/var/log/secure.log"上のアクセス権-rwが一致しない,ACLは見つかりましたが"Library"上にあるはずではありません,というメッセージ。アクセス権の修復を実施,25分ほどかかったか。

以上