2004.7.19記
一ヶ月ほどバックアップしてなかったのでハードディスクのクラッシュは痛かった(iBookのハードディスクのクラッシュと自ら交換 2004.7.18)。以下にハードディスクの換装とソフトのバックアップについて述べる。バックアップ用のハードディスクはヤノのA-dish
120GBである。パーティションを40MBと80MBに切っている。
iBookのクラッシュしたハードディスクは昨年2003年3月10日に梅田のヨドバシカメラで買った東芝製MK6022GAX(60GB,34100円)である。日本橋ザウルスソフマップではすぐに換装してくれるというので持参。ところが結局一週間近くかかってしまった。そしてその交換以来,CDドライブが出にくくなり,手許を持ち上げて筐体をひずませることで出すことになる。iBook内は窮屈と聞いていたのでそういうものかと思っていた。しかし,今回,自ら換装してこの問題はなくなった。CDがスイスイ出るって気持ちがいい。換装用のハードディスクの在庫は前回同様,ヨドバシカメラにあった。今度は東芝製MK6022GAX(80GB,20800円)である。
この関係のサイトは結構あるかもしれないが,ぼくが見つけたのは,
http://www.non-period.com/be/murahide/index22.html
http://homepage.mac.com/dial207/p1/newibook/hdkoukan/hdkoukan01.html
である。前者に
「はぐれMac Fan改造派2 毎日コミュニケーションズ 1800円」
が紹介されていた。この本は2004.7時点で梅田の紀伊国屋やヨドバシカメラにあった。
もっとも頼ったのは後者のサイトだった。本の方は不要と思えるネジ外しが多々あってこの通りするとiBookが素通しになってしまう。しかしウェブ情報を読んでいて変だなあって思ったときにちょっとこの本を覗くと参考になった。
PC ASSEMBLY PARTS 型番TK-006V 星型ドライバー(トルクスドライバー)7本セット。
ここには,T5,6,7,8,9,10,15のものがあり,ビットはモリブデン鋼,全体の長さ120mm(金属ロッド長40mm)。購入したのは梅田のソフマップで2098円。製造は,株式会社バリューウェーブ 大阪市平野区長吉出戸7−11−21電話06-6708-0744
url http://www.valuewave.co.jp/。
実際に必要なのは
T8(iBookの裏の星形ネジ用)とT9(ハードディスク側面用)。
後者のサイトでは,T6となっていたが,実際にはT9だった。ハードディスクの側面のネジを外して装着するためだけに使用する。この目的のためだけだったら,六角棒レンチで足りる。
精密ドライバー
要するに小さなサイズのマイナスドライバー。ぼくはヨドバシカメラの地下1階の左奥で購入。400円余りだった。
使用済みテレホンカード1枚。
なお,本とウェブサイトいずれも,六角レンチ2mmが必要とされているが,上のトルクスドライバーで代用できる。しかも六角レンチという表現は誤りで,六角棒レンチである。これはホームセンターにあるだろうが,梅田のロフトで購入したのは1.5,2,2.5,3,4,5,5.5,6,8,10mmの10本セットであった。410円。大阪のTMC(台湾製)。
接着剤も必要かもしれない(後述)。
解体過程でどのネジを外してゆくのかは重要で,ぼくの場合は,A4の反古紙を使って,局面局面での簡単なスケッチを描いて,ネジを外した部分にセロテープで貼った。この方法は良かった。すでに,解体過程は上記のサイトや本に出ているので,記述と違うなあと思ったところだけを次に。
裏の三カ所のゴム脚についてはめ方にコツが必要とあったが,そういうことはなかった。
キーボードのフイルムケーブルを外す段であるが,単にフィルムが挟まっているだけなので,その上の抑えを軽く引っ張って,フィルムケーブルを簡単に抜くことができる。ハードディスクも同様。
バッテリーとのソケット部分の両側面にネジがあってこれを抜く必要があるが,さらにその両方の外側にネジがある。これも取っておくこと(底蓋を外すときに外れてしまって行方不明になる可能性があるので)。グリースでベトベトとなっているから注意とあったが,ぼくの場合は白い粉が舞っただけであった。
先人の言のとおり,裏蓋をテレホンカードでこじ開けてゆくのは最も大変だった。
ぼくのばやい,iBook換装の後,裏の星型ネジがすべり落ちちゃった。解体過程で幾つかのネジの先が青く塗ってあって,おしゃれー,さすが,マックって思ったのだけど,おしゃれじゃなくて,ネジが合って無くてずり落ちるので接着剤が塗ってあったのだ。いや驚いた。滑り落ちたネジの先に水糊を点けて静置していたら落ちなくなったのだけど,出先などで落ちるかも知れないので,100円ショップで金属とプラスチックの接着が可能な瞬間接着剤をネジの先に点けた。その後,ちょっと外してみようとしたらウントモスントモ。水糊の方が良かったかもと,多少反省している。
開けてびっくり。指紋がそこら中にべたべた。アジアのお姉さんのものか,ソフマップのお兄ちゃんのものか。中の絶縁テープが機器の固定のためにあるが,ぼろぼろで寂しかった。もう二度と中を見たくない感じ。
以下にちょっと写真を。
裏のケース蓋を開けたところ。
指紋が目立つ。水でしぼったタオルで拭いても取れない。
解体は結局前側から実施する。液晶画面が立っている状態を示す。
前蓋は上に上がっている。本体部が床に接地している。左したの黒い部分の下にハードディスクがある。
クラッシュした60MBのハードディスク。
ハードディスクを取り除いたところ。
80GBハードディスクの勇姿。東芝さん好きよー
開く時にも閉じる時にも,この部分が重要。開くときにも,閉じるときにも,この場所からすること。ちなみに,この写真の上部にネジが見え,バネを見ることができる。このネジは紛失しやすいので外す時は注意。右下の隙間は,まだ上下のフレームが結合していない状態。
完全に閉じてから,何故か,真鍮のナットが残った。外輪に歯車のような装飾が施されている。こんな綺麗なネジは中には無かった筈だ。おかしい。
これはシェアウェアでバックアップしている。かつては忍者シリーズを使っていたが,中味が見えないので不安で,ぼくの性に合わなかった。TS-Backupperはその点,なかなかいい。不可視ファイルなどもコピーすることができる。つまり起動ディスクになる。http://www.netlaputa.ne.jp/~tsh/prog/ からダウンロードできる。もうヴァージョンアップはないようだ。
まずは0S9のCDで立ち上げて,OS9用パーティションにインストール。その後,TS-Backupperから上書きする。そしてNortonUtilitiesでディスクの診断・修復を実施する。そしてデスクトップの再構築を実施する。何故かMS
Officeは種々支障が出て再インストールした。英辞郎というフリーウェアの英語の辞書が機能しなくなった。再インストールする必要がある。
ドーネーションウェア(アカデミックは基本的に無料)のCarbon ClonerはOSX用のバックアップソフトである。このv.1.3.1を使用していて,今回もA-dishから新しいハードディスクの40GBのパーティションに入れようとしたが,パスワードでロックを解除し,クローンの作成ボタンを押すと,パスワードエラーが出てこれ以上進まない。結局,v.1.3.1のフォルダーを削除し,http://homepage.mac.com/tnakamula/にアクセスして,v.2.2をダウンロードして解決した。v.3もあるがぼくのOSX
10.2.8には対応していない。中村氏によって日本語化がされている。ソースディスクとターゲットディスクを選ぶことになるが,両ディスクとも独立したパーティションが必要とされているが,ソースディスクからバックアップ不要なものはDELできるので,バックアップ用のパーティションにOS9のファイル群を同居させていても何の問題もない。
バックアップして,新しいハードディスクから立ち上げたが何の問題もない。成功だ。
以 上