4. Memory-mapの導入  Nov. 19, 08

 ぼくはNZ全域のマップを購入した。NZ$370である。その時のCitiBankのレートが62円なので,23,000円也。memory-map Topo NZ-T9 New Zealandという製品である。DVD disc5枚からなる。これには1/20万地勢図だけでなく,1/5万地形図,さらに大都市の道路地図,空中写真または衛星写真が入っている。信じられないぐらい安い。
  1/5 Basemaps,NI Street, NI Topo, NI Virtual Land 2/5 SI Street, SI Topo, SI Virtual Land 3/5 NZ Aerial Photo 4/5 NZ Aerial Photo 5/5 NZ Aerial Photo


I. 利用可能な地域

 Digital Mapのいわば純正のものは,USA,ヨーロッパ,カナダ,メキシコ,オーストラリア,ニュージーランドについて入手できるらしい。  
  ダウンロード可能なマップも供給されている。http://www.memory-map.co.nz/を参照。
  First, view the area you are interested in with Memory-Map, on a small-scale basemap, and click the Web / Download Maps from the Internet. You will be taken to a web site that has coverage for that location.  
 Memory-Map Navigator or Professional licenseがあれば,次のフォーマットもサポートされている。
1. Topographic maps for Canada from eTopo.
2. Maptech raster formats (BSB, PCX & RML charts, Topo and Aero maps, and Nav-photos) (not Outdoor Navigator maps).
3. NDI's Digital Ocean charts (BSB format)
4. Softchart's NOS/GEO format.
5. "Chart Chunks" from www.marineplanner.com, using the PNG and JPR files.
6. Digital maps in the standard GeoTiff format (eg, USGS Topographic Quads in their DRG series).
8. TIFF images supported with TFW or TAB and Datum files.
9. JPG images with calibration information in JGW files.
10. It is possible to scan and calibrate your own maps. See here. For the latest information on sources of compatible charts and maps, see www.memory-map.com

II. インストールと登録

 ぼくの場合はMacOSXのParallels Desktop上のWindowsXPで利用。まずは1/5を入れる。自動でNavigatorがC:\Programsにインストールされる。その後,すでに待機しているCR-runを実行。D:\NZ_street\...などがC:\Map\Basemaps,C:\Map\NZ_Street,C:\Map\NZ_Topo,C:\Map\NZ_Virtual_Landにインストールされてゆく。  プログラムを実行するためには,登録をしておく必要がある。on-lineが有効だと楽である。memory-mapを実行するPCがoff-lineでも登録は可能である。ここではon-lineでの登録を示す。すでにwww.memory-map.comで本人登録とこのNZマップの登録は済ませている。その上でのソフトウェア登録である。つまり,登録が3段階必要ということ。  Memory-Mapを開いて,Help/License Managementを開く。License Informationの表が表示される。Basic GPS interface,Printing, NZ-T9については,Navigatorのライセンス設定が有効。Professional featuresとImport Mapsの両機能はネットからProfessional license(US$125.05)を購入しないと有効にはならない。s/nが追加的に付与される。  Navigatorについては3種のregisterをする必要がある。registerする前は,Expiration欄が空白,Type欄がNoneであったのが,NeverとFullになる。

III. インストールされたファイル群について(確認のため)

 地図データは,Disc 1/5で,C:/Mapsにインストールされる。ここには,/Basemaps,/NZ_Street,/NZ_Topo,/NZ_Virtual_Landがインストールされる。Program/Memory-Map/Navigator/には,種々のファイルがあるが,/Grids/には,AMG Zone 49.dat〜56.dat,NZMG.dat,NZTM.datが入っており,これは種類としてはSurfer worksheetになっている。SurferをこのPC on Macにインストールしているからdatを読めるアプリが自動検出されているということである。  Disk 2/5以下を入れると,Install files onto computer (recommended)を選択する形になる。C:\Mapsが表示される。どんどんインストールすればいい。2/5をインストールすると,C:\Mapsのたとえば\NZ_Topoの中に,North Islandだけではなく,North Islandと同様の名称のSouth Islandのファイルが入っている。  Disk 3/5を入れると,まずは,Copying D:\NZ_Aerial_Photo\crypt_Auckland.qct To C:\Maps\NZ_Aerial_Photo\crypt_Auckland.qctが表示され,順次コピーされる。Disk 4/5を入れると,まずは,Copying D:\NZ_Aerial_Photo\crypt_Greymouth.qct To C:\Maps\NZ_Aerial_Photo\crypt_Greymouth.qctが表示され,順次コピーされる。Disk 5/5を入れると,まずは,Copying D:\NZ_Aerial_Photo\crypt_South Island Central.qct To C:\Maps\NZ_Aerial_Photo\crypt_South Island Central.qctが表示され,順次コピーされる。  

 当方のParallels Desktopは32GBの仮想ディスクを想定している。残り1.3GBとなってしまった。もう他のソフトをインストールすることは難しい。GPSデータや作業図などを入れていくと限界を超えてしまう。現在,Christchurchにいるのでもう一台持ってきているMacBookのParallels Desktop用の仮想ディスクを拡大することもできない。仮想ディスクの容量を触るとすべてのプログラムが消えてしまう。  Windowsのコンパクト版を買おうかなあ。

IV. Parallels Desktopに外付けHDを用意

 Parallels Desktopに外付けHDを利用 Nov.18, 08 Christchurch, NZ  MacBookPro 298GBに用意したParallels Desktopの容量は30GBだった。これは結果的には少なかった,ケチったのがミスだ。NZのMemory-mapを入れてWindows XP自動のHDの整理を実行して残量1.3GBとなってしまった。今後の分析結果を入れる作業レイヤーなども追加できない。さらに,オーストラリアの分も入れる予定だったので誤算だ。
 ミニノートPCを買うことを考えた。ところがNZで日本語FEPがついたものを手に入れることができない。昨日,電気店に行って店員から情報収集した。どこかの店にあるかも知れないと言われたが。
 できれば,Windowsマシンは購入したくない。そこで,外付けHDを使うことを考えた。MacBookProの書類保存用にNZに持参したHDが100GB。現在70GBぐらいが入っている。MacBookProのシステムごとのバックアップができればと考えていたので,それ用に新規に購入して,持参のものをParallels Desktop(Windows XP)用にすることにした。  
  昨日,Memorex essential traveldrive 320GBを購入。Colombo St.のDick Smith Electronicsで購入。
NZ$249也。15, 000円だ。保証書が全く入っていない。簡単な説明書だけ。Memorexに今朝問い合わせ中だ。ただ,この機種が同社ウェブサイトに掲載されていない。
 昨晩,MacBookPro全部をTime Machineでバックアップ。クラッシュを考えると安心だ。
 さて,今朝は,持参したHDをParallels Desktop(Windows XP)にセットして,これからWindows用のHDに初期化しようとした。Firewire400では認知しなかった。そこでWindowsのコントロールパネル/管理ツール/コンピュータの管理/ディスクの管理,を開いたまま,一応とUSB2.0接続に換えた。すぐに,「Parallels Desktopは新規のUSBデバイスMacpowerを検出しました。このデバイスを自動的に仮想マシンMicrosoft Windows XPに接続しますか?」と出た。はい,とする。
 もともと,内蔵HDの方は,ボリューム: (c:)  レイアウト:パーティション,種類:ベーシック,ファイルシステム:NTFS,状態:正常(システム),容量:31.24GB,空き領域:1.65GB,空き領域の割合:5 %,フォールトトレランス:いいえ,オーバーヘッド:0 %,と出ていたが,新たに,ボリュームの名称はなく,ファイルシステムは空白,状態は正常(GPT保護パーティション),容量は93.16GB,空き領域93.16GBなどと出た。内蔵はディスク0,外部はディスク1と表示されている。
 システムツールのデバイスマネージャを選ぶ。そうすると,ルート名として,MOTOD2E8が示され,それ以下にドライブやキーボード,コンピュータなどが表示されている。その中から,ディスクドライブを開くと,TOSHIBA MK1032GSX USB Device(これが外付けHD)とVirtual HDD [0]が示されている。  種々,Windows内での初期化を試みたが失敗した。どうしても初期化のコマンドがアクティブにならない。ぼくがこのWindowsをインストールしているからビルトイングループに属する。もちろん,Administrators グループのメンバーだ。種々の理由から,XPで最も優れたNTFSファイルシステム形式で初期化したかった。残念ながら断念した。
 マックからこのハードディスクの初期化をMS-DOS形式で実施した。その結果,マイコンピュータでも外付けハードディスクを認識でした。Fat32で初期化されている。これを選んで右クリック。初期化つまりフォーマットが有効になっている。そこでファイルシステムをNTFSに,アロケーションユニットサイズをデフォルトの標準のアロケーションサイズにする。ボリュームラベルをEXTD_MSDOSとする。フォーマットオプションは圧縮を有効にする,を選ぶ。 圧縮は、NTFS ボリュームに対してのみサポートされている。クイック フォーマットを選ぶとディスクからファイルを削除するが、不良セクタを見つけるためのディスクをスキャンしない。このオプションを使うのは、ディスクが既にフォーマットされており、ディスクに損傷がないことがわかっている場合のみである。
 これでMemory-mapの/Mapフォルダを外付けHDにすることができ?,virtual discが充分の空きを持つことが可能となる。

V. マップデータをE:\Mapでつかう

 c:\Maps内には,五つのサブフォルダーがある。\Basemaps 405MB,\NZ_Aerial Photo 10.6GB,\NZ_Street 784MB,\NZ_Topo 5.17GB,\NZ_Virtual_Land 1.77GB。
 これをE:\Mapsにコピーする。2〜3時間ほどかかった。
 そして,Memory-mapを立ち上げて,左端のMap iconをクリック。Refresh Map Listが出る。ここでC:\Mapsを削除,フォルダーの参照を選んで,EXTHD_MSDOS (E:)内の\Maps(あらかじめ作成済み)を選んで,Add Folderボタンをクリック。そして,Load all maps nowとSearch sub-foldersのオプションをクリック。
 これでパス変更が行われ,Eドライブの地図や写真が問題なく表示される。速度も内蔵HDの場合と大きな違いはない。地名検索などで,始めなじまないようなので,たとえばChristchurchのCranford StreetならばChristchurchで検索して表示した後に,Cranford Streetを検索することで解決する。
 この結果,内蔵ハードディスクは,31.24GB中,未使用領域が20.06GB (64%)となった。外付けHDは92.96GB中,74.47GB(80%)となった。今後,オーストラリアのマップデータをインストールしても問題はない。

VI. GPS(Garmin)との接続

 Memory-Map(PC)とGPSでは両方向でデータ送受信が可能である。PCからGPSへはway pointsとroutes(ルートとは進行予定のway points間の経路),GPSからPCへはlogとcurrent positionの送信が可能である。  GPSはGarminモードで利用する。PCの方はシリアルポートのCom1またはCom2を選ぶ。ぼくのGarminのGeko 301は,USB-to-serial port converterを使用している。nuviの方はconverter無しで直接USBポートを使用することができる。  さて,Memory-MapのメインメニューのGPSメニューで設定する。PCから沢山で複雑なルートまたはトラック(トラックとは実際に移動した経路)をGPSに送る場合,GPS能力を超える。その容量は実験すればわかる。way pointの長さはGeko301のような機種では基本的に6文字より多いとカットされる。nuviの制限数はかなり多いだろう。ルート上のウェイポイントやトラック上のポイント数は余り多いとカットされる。  USBケーブルの直接接続が可能な最近の機種(nuviなど)は,Model fieldでUSBを選ぶことになる。この場合,Garmin Mapsource softwareをGPSにインストールする必要がある。このソフトにはUSBドライバーが含まれている。GPSの付属のCDが無い場合,Garmin web siteからダウンロードできる。サードパーティ製USB-to-Garminケーブルを使用する場合は,これ専用のドライバーが必要となる。この場合には,Memory-MapではSerial settingを使う必要がある。USB settingはUSBインターフェスをビルトインされているGPSに対してのみである。

追加 Feb. 26, 09:

 オーストラリアのNew South Walesを本日,追加インストールした。前回同様,外部HDにインストールした。Windows表記では,E:¥Map。上書きされるのではないかという不安があったが,その問題は無いようである。subfolderが作られた。登録であるが,プログラム本体はニュージーランドの際に登録しているが,マップはオーストラリアに関しては初めてなので,Map/Maplistでオーストラリアの地図を選ぶと,on-line登録の請求が来る。私の名前などが出てくるので,NSWのメモリーマップのシリアル番号を入れるだけである。
 NSWの場合,DVD三枚である。1枚目のインストールが終わると,Refresh MapListが現れる。E:¥Mapsが二つある。バグだ。それぞれを選んで中味を見ると,表示が異なる。上の¥Mapsを選ぶと,上からTop.50kMapLegend, Sydney CBDなどが2個ずつ続く。2個表記されるのはバグだ。NZのファイル群も入っている。左下のRefresh Maplistのボタンをクリックすると,先ほどのRefresh Maplistのパネルに戻る。次は下のE:¥Mapsを選んで,ファイル群を表示すると,トップからAngourie NSW,Appin NSWなどと続く。Maplistのウィンドウを閉じて1枚目のDVDを出して,2 枚目のDVDを入れる。2枚目インストール後の上のE:¥Mapを入れると,今度は同じファイルが3個ずつ表示される。これもバグ。3枚目をインストール。
 ファインダーを覗くと,新しいサブフォルダーはAus_StreetsとNSW_Topoだけ。既存のBasemapsのフォルダ内にはNZに加えてNSWの分も入っている。NZで作成されたAerial_Photo(衛星写真や空中写真)とVirtual_Landなどのサブフォルダーは作成されていない。何故だろうか。