Jun. 11, 2011作成
2009年頃にはもうトプコンからバッテリを得ることはできなくなっていた。Ni-Cd電池は少なくとも月単位ぐらいで充電を繰り返さなければならず,使用頻度がかなり少ない状況でほとんど使わないまま,電池が使えなくなっていた。1本が何とか昨年秋頃まで使えたがいよいよ駄目になった。BC-19ARのリフレッシュ機能を使って充電できたように思ったが駄目だった。
ネットで探して,測器バッテリードットコムをみつけた。そして更新。東北地方の津波調査の2日前に届いた。生きていたと思った1本は現地で使えなかった。そこで充電した更新済バッテリーを使用。問題なく使うことができた。
測器バッテリードットコムへの注文は,ケース内のセルを交換するというものである。既存のNi-Cdではなく,NiーMHに換えるものである。BT-32Qというもので,容量は1400から1900mAになった。既存の充電器,BC-19ARが使える(BC-19Aはこのショップで改造してもらえる。5000円である)。
届いた更新バッテリーには,使用するための情報が掲載されていた。一部を次ぎに抜粋する。
1. 容量が大きくなった分,充電時間が長くなる。6ヶ月ぐらい使用しなくても充電分の90%は保っている(Ni-Cdは2ヶ月で空っぽ)。 BC-19ARで充電する場合,2時間で満充電になる(ランプが消える)。この電池は減った分だけ追加充電が可能。
2.電池を使い切るよりもバッテリーが残った状態で充電した方が寿命が長くなるので,使ったら基本的に充電すること。
3. 消耗してくると使わなくても充電量が減る。保管する場合,満充電にしておくこと。
4. BC−19AR充電器は,古くなると充電ができていなくても,充電完了ランプが付く場合ある。修理可能の場合がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ニッケル・水素充電池
長所 [編集]
ニカド電池より容量密度が高い
カドミウムを含まないため、ニカド電池より環境負荷が低い
マンガン電池やアルカリ電池などの一次電池より、ランニングコストが安くなる場合がある。
短所 [編集]
自然放電が多い。
ニカド電池ほど顕著ではないが、メモリ効果現象がある。
ニカド電池に比べて過放電に弱い。完全に放電してしまうと電池を傷めてしまう。
リチウムイオン電池ほどではないが、破裂などの危険性が高い。ニカド電池専用充電器でニッケル水素電池を充電すると、破裂することがある。ニカド電池との充電器の共用は、ニカド・ニッケル水素両対応型の充電器でなければならない。
完全に密閉された場所(水中ライト・防ガスライトなど)では使えない、または極端に性能が落ちる。ただしこの点については機器側・電池側ともに改善が進んでいる。
本体を車に搭載して移動する場合は必ず座席上に置くこと。足もとに置いてはならない。振動に耐えられない。
三脚はヘッドとフットの両方を段ボールなどで完全にカバーすること。これをしないと歪んだり壊れたりする。
調査中の徒歩での移動は近距離では三脚を畳んでそのまま移動は可能。徒歩であっても1kmほどであれば,本体はケースに入れて移動すること。