2004.6.1記 修正2017.8.11
時代が変わったという印象を強く受ける。1枚ほぼ5000円もするカラーの日本の空中写真(航空写真)が多数,公開されている。まずは国土地理院が東京,大阪,名古屋の都心部の米軍撮影写真,1万分の1カラー空中写真を,そして国土交通省が日本のかなりの範囲の1万分の1カラー空中写真を,公開し,進行中である。
Aug. 11, 2017追記: この公開性は後退してきた。
空中写真の撮影履歴: この情報は,次の空中写真標定図閲覧サービスを見る上で参考にはなる
http://www.jmc.or.jp/photo/gsi/index.html
空中写真標定図閲覧サービス: 標定図スキャンデータ。これは極めて解像度が悪く位置決めが難しいので,Google mapやQgis 国土地理院タイルで地形図などを平行に見て,ダウンロード対象の空中写真を決めればよい。
http://www.jmc.or.jp/photohtz/index.html
通常利用するのは上記のうち,下記ではあろう。
国土地理院空中写真標定図(米軍1万分1〜2万分1、沖縄県1万分1〜2万分1を含む)
地図,空中写真閲覧サービス
http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do
このサイトでは空中写真以外も検索できるが,空中写真の利用の観点からすると, 左のペーンに具体的な情報(作成・撮影年,カラー種別,分類)を入力してから,住所検索した方がいい。特に分類で,空中写真にのみチェックを残すようにする。
住所検索の後に,対象域の地図が表示される。空中写真の主点位置が○印で表示されるが,地図の表示位置周辺だけの情報が表示されることに注意しなければならない。表示されている地図範囲での空中写真が公開されていても,空中写真の○印が表示されない。地図範囲の中心付近だけの情報が表示されているので,地図を移動して求める空中写真を捜さなければならない。
ダウンロードは,必要な空中写真の主点位置の○をクリックして,情報を表示して実施できる。
ダウンロードしたそのままの空中写真は使えない。Adobe PhotoshopやGimpなどで,レベル補正を実施すると判読しやすくなる。
有料ソフトAdobe Photoshop CCでは,メーンメニューの,イメージ/色調補正/レベル補正/で,
フリーソフトGimp 2.8では,メーンメニューの,色/レベル/で,
パネルの,入力レベルの,中央の灰色△を右手にスライドしてコントラストを上げて,右手の白△を左手にスライドして明るくすればいい。
この作業を重ねてのち,別名で保存すること。ダウンロードしたファイルは触らずに保管した方がいい。
ネットでは航空写真のデータベース書誌(撮影年次,撮影範囲)を知ることができないが,この組織には足を運ぶことで,利用可能である。http://www.pref.osaka.jp/archives/sisetu.htmlにアクセス情報が示されている。検索サイトでは情報を知ることができない。この写真はかつては鳳の事務所にあったもので,昭和36年から平成5年までのもので,昭和36年のものは大阪府全域をカバーする。写真の画質はいいが,周辺の歪みが大きいので,地形判読には注意が必要である。
住所 大阪市住吉区帝塚山東2丁目1−44 電話(06)6675-5551 FAX(06)6675-5552
E-mail homu-g01@sbox.pref.osaka.lg.jp
難波から,南海電車高野線の帝塚山駅下車(徒歩6分)
駐車場はない。
開館日時
・平日 ・・・・午前9時15分〜午後5時
・休館日・・・・土曜日・日曜日・祝日及び振替休日・毎月末日(その日が土曜日及び日曜日、祝日の場合はその前日
海岸線沿いにいわば一列に写真が撮影されている。400ppiを得ることができる。標定図は地勢図のために位置決めが難しい(写真番号などは表示されない ー ダウンロードして初めてわかる)ので必要な場所をスクリーンショットして,記録しながらダウンロードした方がいいだろう。
東北地方宮城県の場合,1994年版がほぼ全域カバーされている。Mar. 8, 2013現在
http://www4.kaiho.mlit.go.jp/Aphoto/Air_code/INDEX/