2006.1.26修正

プレゼンテーションツール 

目次
by Microsoft Word
by Web editor
by PowerPoint
by Acrobat

 Microsoft WordやPowerPointなどのMicrosoft Office関係のソフトの利用法は,学内から関西大学ITセンターにアクセスして,大きなアイコンのメニューのVOD (Video On Demand) をクリックしてください。ここにパソコン上でムーヴィーを見ながら,学習することができます。ただし,音声を聞くためにイヤフォン(ステレオ対応だと思う)を持参すること。音声を聞かないと何もわからない。
 学内のパソコンで作業したファイルをパソコンに残すことはできないので,作成したファイルをデスクトップに保存して,関西大学ITセンターにアクセスして,大きなアイコンのメニューのActiveMail !をクリックして,メールのユーザーIDつまり@マークの前の表示(ぼくだと,moto@ipcku.kansai-u.ac.jpだったが2004年秋からITセンターが決めたぼくのIDに変更されている)を使ってログインすること。そして自分のアドレス(パソコン対応のメールアドレスでないと大きなファイルを送ることはできない)にそのファイルを送れば,いつでも世界中どこでもから,アクセスすることができる。もちろん,MOディスクやUSBメモリーなどの移動メモリー媒体があれば,問題はないが。

by Microsoft Word 2003.4作成 2005.4.16修正

 ぼくは,NEC9801F(MS-DOS)から事実上パソコンでワープロアプリケーション松そして一太郎を使い始めた。DOSソフトはアウトラインプロセッサーとしての機能が低く,ハードをMacintoshに変えてからは,日本語には対応していなかったがWordを英文アウトラインプロセッサーとして使ってきた。日本語のアウトラインプロセッサーとしては,Acta7を使ってきた。Wordは未だに日本語ワープロとしては使いにくいが,Word5.1時代の豊かな能力を継承しており,アウトラインプロセッサーとしては最も気に入っている。

 では以下に,文章を簡易に編集できる機能を使ったプレゼンファイルの作成法を示そう。

アウトラインプロセッサーとして利用
1. Wordを立ち上げて,表示/アウトライン/ とする。
2. 数回,改行キー(リターンキー)をたたく。
3. 適宜,思いつくところから見出しを入力し,それぞれの見出しの親子関係,兄弟関係を作ってゆく。
 親子関係とは,ある章が幾つかの節から成る場合,章を親とし節を子とする,といったことである。節同士や章同士は兄弟関係という。階層構造の変更,順序の変更などが,ドラッグアンドドロップの操作で簡単に可能である。
 アウトラインプロセッサーは,各章節などの前後関係の変更や,階層の上下の変更や,文章をタイトルだけにしたり,中味が見えるようにしたりすることがワンクリックでできてしまう。常に文章全体を見ながら論理構成を考え,本文の個々の詳細を編集することもできる。まさにブレーンストーミングをしながら,文章を完成することができる。

上昇法と下降法
 
この方法はカール=マルクスが資本論を著述する際に使った方法で,考えてみると,誰もが著述活動をする上で使っている方法である。この中味は授業で説明した。文章を作成する際にパソコンを使うのは日本では常識になったが,情報収集の段階からAccessやFilemakerなどのデータベースソフトを使うことは当たり前になった。
 Wordは,論文やレポートの作成の段階ではなく,情報収集の段階から使っていこう。そして書き貯めてアウトラインにして保存,整理して行こう。常に自らのいわばプロジェクトの進行過程を見て,軌道修正を繰り返し,高みを見よう.....よっ。

切り抜き帳として利用
 Wordには,図表,画像,音声,ムービーを挿入することが可能。ここでは図表と画像の挿入について
1. テキスト(テキストファイルやWordのファイル)や画像の挿入はファイルのアイコンをドラッグアンドドロップすればいい。
2. エクセルの表は,挿入/オブジェクト/ から新規に作成が可能で,既存のファイルの場合は,挿入/オブジェクト/ から「ファイル」を選んで,所在するパスに達して選べばいい。
3. 図や画像は,挿入/図/ から選択することができる。

 ネット上の資料をWordで編集するには,ブラウザーとWordを同時に立ち上げて,テキストは一括して,コピーアンドペーストする。その後に,図表類はドラッグアンドドロップすることで,取り込むことができる。

 このようにして,Wordファイルを作成し,例えばビデオ出力するのであるが,表示の拡大,テキストの折り返しが可能なので,PowerPointよりも,その点ではより実質的なプレゼンをすることが可能だし,簡便に作成することができる。

レイアウト枠を利用してタウン新聞のような自由なレイアウトを
 
Wordでは比較的自由なレイアウトを作成することができる。その順序を次に示す。
1. 表示/ツールバー/で,図形描画にチェックを入れる。これで図形描画のツールバーが現れる。
2. 図形描画ツールバーに,Aが入ったアイコンのうち,縦書き用か横書き用を選ぶ。
3. そうすると,Wordのページ上のマウスが+形になるので,これで左上から右下にクリックしたままドラッグして,自分が必要な大きさの枠(これをテキストボックスという)を作る。作成後,いつでも変更することができる。
4. この枠が選ばれている状態で, [書式] メニューの [テキスト ボックス] をクリックし、[テキスト ボックス] タブをクリックします。
5. [レイアウト枠に変換] をクリックします。
6. [OK] をクリックします。
 このようにしてできた枠組みを前述のように[レイアウト枠]と呼ぶ。これはいつでも大きさを変更できる。この中に図やテキスト,長方形や直線などの図形を挿入・配置することができるので,いわばモザイク的に自由にレイアウトが可能となる。

 以上の説明で初心者が理解することは難しい可能性がある。授業では,操作過程を実際に示す。

by Web editor

 Wordで作成するよりは,時間を必要とする。html言語などで作成するよりも,GoLiveやDreamweaverなどのwebアプリで作成した方がより簡便でより優れたものを簡単に作成することができる。


by PowerPoint 2006.1.26修正

 このPowerPointを立ち上げて,(プロジェクトギャラリーから)インスタントウィザードを選び指示に従っていけば,作成プロセスは理解できる。小学生低学年でも十分に利用可能なツールと考える。
 作成の後,webで公開するには,次の手順を取ればいい。ただし,パワーポイントファイル(pptファイル)で設定したアニメーションやサウンドなどが失われるし,文字サイズや配置が崩れる場合もある。
 web化の手順:パワーポイントのファイルを開いて,ファイル/webページとして保存する,を選択する。保存画面でwebオプションのボタンがあるが,通常はこれはデフォルト値のままで問題はない。実行後,「ファイル名.htm」ファイルとこれにリンクする「ファイル名 files」フォルダーが生成される。web serverにアップする際は,当然,両ファイル・フォルダーを同じフォルダーに入れる必要がある。
 なお,パワーポイント修得のための新しいコンテンツを用意した。「スライドショー:パワーポイントの利用」を掲載している。

tips: 印刷時の設定について MacOS9 Office 2001:mac all updated 2003.8.31
 発表する場の状況によってはパワーポイントが使えない可能性がある。また,利用法が制限されたり,発表の数時間前または数日前にCDに焼いた原稿の提出が義務づけられる場合がある。そのような場合は,パワーポイントよりも,OHPでのプレゼンをした方がメリットは高い。OHPを初めから使うつもりであってもパワーポイントで作成するメリットは高い。紙媒体の論文中と同様のテキストサイズでプレゼンする者がいるが,会場ではほとんど読めないことが多い。
 さて,印刷時のトラブルについて。印刷時に,プレビューを選んだら,「_0のステータスプリントをするにはメモリーが不足しています」というメッセージが出て,ファイルが終了してしまったり,このメッセージが5秒ほどで消える。それでプレビューせずに,出力すると,カラー出力されず,またグレー出力でもない。
単純白黒印刷というものらしい。メモリーを200MBにしても改善されない。プログラムバグらしい。Microsoftのweb siteに掲載されているアップデータはすべて実行している。希にプレビューができて印刷も機能することがあるが原因は不明。
 解決の方法は見えないが,プレビューなしでは印刷が可能だ。ファイル/プリントから,パネル上の左上のプルダウンメニューから,「マイクロソフト パワーポイント」を選ぶ。そのパネル内の「印刷対象」で「スライド」が選ばれていることを確認して,もし「グレースケール」や「単純白黒印刷」のチェックを外す。つまり,カラーモードにする。そこで,プレビューをせずに印刷する。


by Acrobat 2003.6.15修正

 Wordなどで作成したファイルをAcrobat出力することができる。ただし,WindowsでもMacでも新しい環境である必要がある。本格的にやろうとすると,Adobe Acrobatのアプリケーションが必要となるが,この場合は古いパソコン環境でも可能である。図をベクトル形式で保存できるので,美しい図の表現が可能で,作成済みファイルは,無料のAcrobat Readerで閲覧することが可能となる。
 ただこのファイル形式のものは一般に大部なものが多く,ネット上の場合,大変重いので,まずダウンロードして後に,Acrobatでrtf形式にすれば,極めて軽くなる。
 Acrobatアプリケーションが無くても,Acrobat Readerでテキストも画像もWordファイルなどへコピーアンドペーストができる。現在のパソコン環境ではAcrobat文書をそのまま使う気にはなれないので,何度も利用したり他に転用したい場合は,この手法を使って欲しい。AcrobatReaderの上のアイコンからなるメニューを見ていただくと分かるだろう。