1. 線画を使いたい Jan. 24, 2015
2. カラーポリゴン原図をグレーでも明瞭に Jan. 25, 2015
画像上の線(ピクセルのチェーン)をイラストレータで作成したベクトルのように使いたい。例えば,ぼくの例だと,地質ボーリングの柱状図にあるN値の折線グラフや,地質パターンなどをそうしたい。Photoshopのピクセルのパスpathをイラストレータのベクトルのパスに変更できる。その方法をここに示す。
ぼくのPhotoshopはver.8であるが,CSでも同様であろう。例えば50m分の全柱状図の画像を一気に変換するのはメモリの点で無理がある。全部をしたくても部分を何度か変換するのがいいだろう。
1. Photoshop上の画像の一部を,ツール左上の,長方形選択ツールで,例えば,N値の折線グラフ,などを選ぶ。
2. メーンメニューの選択範囲/色域指定,を選ぶと,そのパネルが表示される。パネル内の画像には,1.で選択した画像が表示されている筈である。
パネルの,選択のボタンでは指定色域,画像の下方には選択範囲が選ばれている。画像が求めるものと異なる場合,左端のスポイトツールが選ばれている事を確認し,その先っぽで,メーン画像の必要な色の部分を
クリック。そしてOKするとパネルが閉じる。メーン画面では選んだ色域の部分がネオンアニメーションで表示されている。
3. Photoshopの,ウィンドウ/パス,を選ぶ。レイヤー,チャネル,パス,が一つのパネルになっている。パスのタブを選んでいる場合,このウィンドウの最下部に,選択範囲から作業パスを作成,のアイコンを選ぶ。optionキーを押して,選択範囲から作業パスを作成,を実行して,許容値デフォルトの2.0ピクセルを0.5ピクセルとする。
4. これでもうピクセルパスが選択されているはずだが,そうは成らない場合,ツールパレットの中ほど左列の,黒い矢印(パスコンポーネント選択ツール)で,1.で設定した範囲より少し外側の範囲を選ぶと,1.の範囲のパスをすべてアクティブにすることができる。ここで,編集/コピー。
4. Illustraterを開いて(ファイル/新規),ペーストするのだが,複合シェープ(編集可能),が選ばれている事を確認する。ぼくの環境では結講時間がかかる。何度も呼吸するように,ペースト作業が進んで行く。
5. ペーストされたら,色表示が無い場合があるので,線を黒色になどする。
6. グループ解除はできない。ダイレクト選択ツールを使って,編集してゆくことになる。
イラストレータで作成したカラーの図は,学会誌ではそのままで掲載されることはほぼ無い。イラレのswatchにはパターンもあるので,カラーからパターンに替えればいいのであるが,これも面倒なことはよくある。
そこで,ここでは,イラレから画像出力したpngファイルなどをPhotoshopで一括で色を変える方法を示す。選択範囲/すべてを選択,で,図全体を作業領域とする。イメージ/色調補正/色の置き換え,を使う。
以 上