Illustrator plugin CAD-COMPO3(BPT-=Pro3とEXDXF-Pro3からなる; Mac-Windowsハイブリッド版) July 23, 2010
このソフトの購入の目的は,もともとshapeファイルで取り込んだイラストレータ上の多数のポリゴンの面積を求めることと,GISソフト(SIS)によって出力されたdxfファイルをIllustratorに取り込み,その作業結果をSISに戻すためであった。しかしながら,結果から言うと,購入した意味はなかった。とはいえ,GRASSへの取り込みなどには使えるかもしれない。SISとIllustratorとのファイル変換に求められるのは,ポリゴンまたはグループと表形式での面積とノード番号の属性情報であって,これはIllustratorでは無理があった。図形情報だけなら使えそうである。
このソフトは,Baby Universe, Inc. http://www.baby-universe.co.jp/ja/plug-in/products/cad-compo/ で得ることができる。30回まで(イラレ立ち上げ回数,立ち上げ時にプラグインをキャンセルすればカウントされない)使用が可能な試用版をダウンロードすることができる。ECカレントに注文し入手期間未定とあったが10日ほどで届いた。Baby Universeよりはかなり安く購入することができる。それにしてもIllustratorのplug-inは高い。
インストールの際,注意する必要がある。CSには数値地図2500用のプラグインを入れているのでコンフリクトの可能性があること,CS3用の方がより高機能と考え,CS3にインストールしたつもりであった。結果としてCSの方にインストールしてしまい,CSが立ち上がらなくなった。おそらくEXDXF-Pro3と,PlugX - 数値地図Reader 2500V2(数値地図2500(空間データ基盤)読み込み用)がコンフリクトしていたのだろう。
BPT-=Pro3,EXDXF-Pro3,いずれもイントールの際に,右下のところにディスクとフォルダの指定場所がある。ここを放置して,アプリケーション名つまり,CS3だけ選んでいた。プラグインは,CSについては,Applications/Adobe Illustrator CS/プラグイン/,CS3についてはApplications/Adobe Illustrator CS/プラグイン/に裸で入る。BPT-Pro.aip, EXDXF-Pro.aipである。二つのプラグインがインストールされたら,メインメニュー左端のIllustratorのサブメニューに,プラグインについて,があり,いずれも表記される。
SISから取り込んだDXFファイルでは,面積を表示することができない。ポリゴンはグループとなっている。まずは一つのレイヤーにまとまっているので,全体を選んでグループ解除を実施。その上で,ここのポリゴンを選んで,オブジェクト/パス/連結/でポイントはコーナーの方を選んで,OKすればいい。BPT情報のウィンドウに,Dつまり面積が現れる。
PBT-Pro3は寸法線を表示できるので図形をIllustrator上で正確に表現することができる。
以 上