追加 July 03, 2019

アナグリフの今  今の可能性は?

 アナグリフは,ぼくの小学校時代にも雑誌の付録として,赤青の眼鏡にあったように思う。良い記憶がありません。
 国土地理院が地図だけではなく,5mメッシュDEM情報も駆使して,日本列島全域の立体地図を公開している。
地理院ホーム  > 地図・空中写真・地理調査  > 主題図(地理調査)  > アナグリフ,である。このサイトで,「地理院地図で見る」のボタンをクリックすると,閲覧が可能となる。使用されている高度情報が段階的に入れ替わるので,ネット環境によっては図が明瞭に表示されるのに時間がかかる。
 アナグリフを見る眼鏡の作り方は,上記サイトに示されている。授業では全員に貸与する。
 なお,アナグリフ anaglyphの作成法などの導入は,佐藤・後藤(2006)などに紹介されている。
Wiktionary英語版での「anaglyph」の語源と意味:次に再掲します。
語源 From Ancient Greek ?ναγλυφ? (anagluph?, “work in low relief”); from ana- up + glyphein carve out 名詞 anaglyph (複数形 anaglyphs)
A decorative ornament worked in low relief or bas relief, such as a piece of cameo jewelry.
A matched pair of images designed to produce a three-dimensional effect when viewed using spectacles that have usually one red and one bluish-green lens, corresponding to the colors of the pairs of images.

広島大学名誉教授中田高先生から頂いたpptファイルをここに掲載する。これには,Google Earthの3D機能を使って対象地を左手からと右手から見た得た画像をPhotoshopのチャネル機能を使ってアナグリフ画像を作成するプロセスが示されている。極めて簡便であり,教育やプレゼンに威力を発揮するものと思われる。使用される際は,中田高先生の著作権を明記してください。

以 上