2004年10月10日作成

GPSをマックで3   ーカシミールで国土基本図をつかうー

 GPSの精度が10m前後(上方空間が限られている場合30mぐらいか)となったので国土基本図クラスの大縮尺図の使用も可能と思われる。たとえば5000分の1の地図の場合,10000 mm / 5000= 図上距離2mmだからかなりのものだ。カシミールは画像データを取り込むことが可能だ。
 画像データは自分で用意しなければならない。場所によってはデジタルデータで提供されているが,紙地図を300dpiほどでスキャニングしてその上で,必要な程度の解像度に下げる必要がある。そして必要な数の図幅を結合しなければならないが,同じ座標区であれば,隙間も重なりもなく接合することができる。カシミールに取り込む場合には,矩形領域の左上と右下の経緯度の情報が必要となる。高度情報はカシミール付属の50mDEMを使うことが可能だ。リアルタイムに表示しないのであれば,結構重くても問題はない。パソコン本体のメモリーは最低512kBは必要となろう。できれば1GB欲しい。

次の書籍を参照してほしい。
カシミール3D パーフェクトマスター編 杉本智彦 著 ソフトと地図が入ったCD−ROM2枚組が付属
256頁 2003/07/12発売 本体価格:2600円+税 オールカラー ISBN 4-408-00787-0 実業之日本社 刊

この本の,次の所に示されている。
「5章 いろいろな地図を楽しもう」から「5.2.1 標高データと地図画像の重ね合わせ」
http://www.kashmir3d.com/books/master/p176_p181.pdf
 なお,実際に試した例を後にこのページに掲載したいと思う。

以 上